病気・けがの英語・英会話-4
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症状を伝える―目(1)
「目が痛い」はまず 体の部位 + hurt のパターンを使って表します。
My eyes hurt. - 目が痛いんです。
また sore という形容詞を使うこともできます。
My eyes are sore. = I have sore eyes.
ところで、a sight for sore eyes というフレーズをご存知ですか? これで「目にすることがうれしい人[もの]」という意味になります。 You're a sight for sore eyes. - あなたに会えてうれしいわ[とてもすてきよ]。
My eyes are burning. 目が焼けるように痛いんです。
「焼けるような痛み」であれば burn を使ってみましょう。
次に「目がかゆい」は 体の部位 + itch のパターンですね。
My eyes itch. = My eyes are itchy. - 目がかゆいんです。
★itchy は itch の形容詞
My eyes feel gritty. 目の中がゴロゴロします。
gritty は「砂粒」を意味する grit の形容詞で、「ざらざら」や「じゃりじゃり」といった状態を表します。
今度は、花粉症の目の症状について見てみましょう。
My eyes are watery. 目がしょぼしょぼします。
watery eyes はいわゆる「涙目」「潤んだ目」を指しますが、英語圏では花粉による目の違和感や不快感をこの言い方で表します。目が乾くのであれば dry を使います。
パソコンやスマホ、タブレットなどによる目の疲れに悩まされていませんか。
My eyes get tired easily. すぐに目が疲れます。
いわゆる「疲れ目」は eye strain と言います。
My eyes are tired [weary]. = I have eye strain. - 目が疲れています。
My eyes are bloodshot. 目が充血しています。
「目の充血」を表すには bloodshot という形容詞を使います。もちろん、簡単に red で済ますこともできます。
My eyes are red. = I have red eyes.
目の充血と言えば、眼科の代表的な病気として「結膜炎」がありますね。専門用語では conjunctivitis ですが、日常的には pink eye と言います。結膜炎で充血する「真っ赤な目」を、英語では pink と表現します。
最後に、面白い表現を紹介します。 red-eye (flight)「夜間飛行便」 これは、睡眠不足で目が充血することからきています。
症状を伝える―目(2)
My vision is blurred. 目がかすみます。
「目がかすむ」とは「視界がぼやける」ことなので、「視野/視界」を意味する vision を使い、「ぼやけた」状態は blurred あるいは blurry という語で表します。
元になっている blur は「ぼやけさせる」という意味の動詞です。「涙で目がかすむ」ことは次のように言います。
Tears blurred my eyes. = My eyes were blurred with tears - 涙で目がかすんだ。
他に bleary eyes あるいは bleary-eyed といった言い方もありますが、これは睡眠不足や疲労からくる「かすみ目」を表します。
ものが二重に見える場合は double を使って次のように言いましょう。
I'm seeing double. = I have double vision. - ものが二重に見えます。
参考までに、日本語で「飛蚊症」と呼ばれる症状は floaters という語を使いますが、例えば次のように説明すればいいでしょう。
I see black spots in front of my eyes [in my vision]. - 目の前に[視界に]黒い点々が見えます。
ここで、視力に関する表現をまとめておきましょう。まず、「視力」は eyesight, vision, visual acuity のいずれかを使います。acuity は「知覚などの鋭さ」を意味する語です。
次に、「視力検査」は eye test, eyesight test, visual acuity test など、いろいろな言い方があります。ちなみに、「視力検査表」は最も簡単に言うと eye chart となります。
目[視力]の良し悪しは good や poor, bad などを使って表します。
I have poor eyesight [vision]. - 視力が弱いんです。
「近視」と「遠視」はそれぞれ nearsighted [short-sighted] far-sighted [long-sighted] と言います。ちなみに、「乱視」は astigmatism です。
I'm nearsighted [far-sighted]. - 近視[遠視]です。 I have astigmatism. - 乱視です。
そして注意しなければならないのが、視力の表し方です。日本と英語圏では大きく異なるのです。
日本における視力「1.0」は英語圏では"20/20" と表記され、この視力をメガネやコンタクトレンズを必要としない「正常視力」(perfect eyesight [vision])として 20/20 vision, twenty-twenty vision と呼びます。
You have 20/20 vision. - 視力は1.0です[正常です]。
<参考> この 20/20 vision とは、視力の正常な人が20フィート(=6メートル)離れて見えるものを、同じ20フィートの距離で見ることができることを意味します。
20/40 vision は、視力の正常な人が40フィート離れて見えるものが、20フィートの距離からでないと見えないことを表し、これは日本の視力0.5に相当します。
20/10 vision は、視力の正常な人が10フィートまで近づかないと見えないものが、20フィート離れても見えることを表し、これは日本の視力2.0に相当します。
つまり、英語圏における視力表記の前の数字20を後の数字で割ったものが日本における視力表記となります。
My eyes won't stop twitching. まぶたがピクピクして止まりません。
この場合は、「まぶた」を表す eyelid ではなくて「目」を主語にして、動詞には「けいれんする」という意味の twitch を使います。twitch は名詞として使うこともできるので、次のように言うこともできます。
I have a twitch in my eye.
I've got a sty in my right eye. 右目にものもらいができました。
「ものもらい」は sty(e) と言います。"in my right eye"は eyelid を使って "on my right eyelid" でもかまいません。
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