バー・パブでの英語・英会話
姉妹サイト ワンランク上の英語表現集 「スパルタ英会話」
米国などでは、アルコール飲料の購入時に年齢確認が厳しく行われます。バーに入店する際や注文をする際に身分証明書の提示を求められることもあるので、忘れずにパスポートや国際免許証などを持って行くようにしましょう。
Can I see your identification, please? - 身分証明書をお持ちですか。
身分証明書は identification、略して ID と言います。
希望の席を伝える
レストランバーなどでは、カウンター席とテーブル席のどちらにするかを聞かれることがあります。
We'd like to sit at the bar. カウンター席に座りたいのですが。
英語の bar には「酒場」の他に飲食店の「カウンター」という意味があります。そこで「カウンター席に座る」ことを sit at the bar と言います。
支払い方法を決める-1
カウンターバーでの支払い方法には、クレジットカードによる付け払いとオーダーごとの現金払いがあります。オーダーする際に最初に次のように聞かれるかもしれません。
Would you like to open a tab? - 付けにしておきますか。
ここでの tab は「付け払い」という意味です。こちらから聞いてみてもいいでしょう。
Can I start a tab? 付け払いでもいいですか。
2人以上の会計をまとめて1つのカードで支払いたいときは put ... on someone's tab を使います。
Please put it on my tab.- それも私の付けにしておいてください。
最後に精算をするときは次のように言います。
Can I close my tab? - 勘定を締めてもらえますか。
支払い方法を決める-2
現金払いの場合は、注文したドリンクと引き換えに1杯ごとに代金を支払います。このような支払い方法を cash on delivery と言います。パブでの会計はこの cash on delivery 方式になります。
付け払いにせよ、現金払いにせよ、会計の際にはチップ(米国なら15〜20%)を上乗せすることを忘れずに。現金払いの場合、チップもオーダーごとに払います。
チップを払う
会計の際にお釣りをそのままチップにするのであれば、お釣りを全額チップにしたいときは
Please keep the change. お釣りは取っておいてください。
お釣りの一部だけをチップにしたいときは、例えば
Give me back five dollars, please. 5ドルお釣りをください。
のように言って、チップを差し引いた残りをお釣りでもらいます。
なお、一度お釣りを受け取ってから、金額を調整して改めてチップを渡すときは、紙幣で渡すのがマナーです。米国の場合、10ドル以下のドリンクについては1〜2ドル、それ以上であれば2〜5ドルをお札で渡します。
ビールを注文する-1
バーやパブが扱うビールは種類がたくさんあるので、日本の居酒屋のようにただ「ビールをください」では通じません。
I'll have half a pint of lager, please. ラガーを半パイントください。
ビールを注文するにはまずサイズを選びます。グラスは1パイントと半パイントの2種類がありますが、1パイントはアメリカ英語で473ml、イギリス英語で568mlもあるので注意してください。
ビールの数量を表すときは、a glass of ... ではなく a pint of ... を使います。注文する際は a pint of ... の後に lager のようなビールの種類か、あるいは Guinness のようなブランド名を続けて言いましょう。
★ビールのいろいろ
「ラガー」lager 「エール」ale 「ビター」「ペール・エール」bitter, pale ale 「ライト・エール」light ale 「スタウト」「黒ビール」stout, dark beer
ビールを注文する-2
自家醸造をしているビアバーでは、やはり生ビールを楽しみたいですね。
What do you have on tap? 生ビールはどんなものがありますか。
ここでの on tap はビールが「樽から注がれる」ことを表しています。tap の代わりに draft [draught] も使います。ずばり「生ビール」は draft [draught] beer や tap beer と言います。
また、その地域でしか飲めない地ビールがあるかもしれません。お店の人に次のように聞いてみましょう。
Do you have any local beer? 地ビールはありますか。
カクテルを注文する
cocktail の語源は諸説ありますが、よく知られているのが「雄鶏の尻尾」説です。昔、mixed drink を作るのに使われていた木の枝の形が雄鶏の尻尾("tail of cock")に似ていたからというものです。
I'd like a dry martini, please. ドライ・マティーニをお願いします。
martini には dry, medium, sweet の3種類があります。
★カクテルのいろいろ
「マティーニ」martini 「マルガリータ」margarita 「ブラッディ・マリー」Bloody Mary 「ダイキリ」daiquiri 「スティンガー」stinger 「テキーラ・サンライズ」Tequila Sunrise
ウイスキーを注文する
「ウイスキー」の英語表記ですが、アイルランドや米国のものは whiskey、スコットランドなどそれ以外のものは whisky とつづります。
Bourbon and water, please. バーボンの水割りをください。
同じように「ソーダ割り」も scotch and soda のように言います。ちなみに、「ジントニック」も and を使って gin and tonic と言います。
I'll have a double bourbon, straight up, please. ストレートのバーボンをダブルでください。
「ストレート」は straight (up) の他に neat も使います。
Scotch neat, please. - スコッチのストレートをください。
Scotch on the rocks, please. スコッチのオンザロックを下さい。
「オンザロック」は on the rocks と rock が複数形になります。
★ウイスキーのいろいろ
「バーボン」bourbon (whiskey) 「アイリッシュウイスキー」Irish whiskey 「スコッチ」Scotch (whisky) 「カナディアンウイスキー」Canadian whisky
追加を注文する
おかわりをするときは another を使います。
Can I have another one? もう一杯ください。
グループで飲みに行った場合には、次のような言い方もできます。
We'd like another round of drinks, please. 皆にもう一杯ずついただきたいのですが。
ここでの round は「お酒をその場にいる全員におごること」を言います。
It's my round. - 今度は私がおごる番だ。
パブにグループで行ったときは、ある人が全員分のドリンクをおごり、飲み終わったらまた別の人が全員分のドリンクをおごる、ということを順番に繰り返していくのが一般的です。
★その他のアルコール類のいろいろ
「シェリー」sherry 「ベルモット」vermouth 「ブランデー」brandy 「コニャック」cognac 「リキュール」liqueur 「ジン」gin 「ラム」rum 「テキーラ」tequila 「ウォッカ」vodka 「蒸留酒」spirits 「醸造酒」brew, brewage
食事を注文する
かつては宿屋のレストランも兼ねていたパブは、軽食もなかなかのものです。
Do you serve food here? 何かつまめるものはありますか。
次のように聞いてみてもいいですね。
Do you have a food menu? - フードメニューはありますか。
このページのトップへ
「英会話百科」 英語を自在に使いこなすための 文型別例文集
|