病気・けがの英語・英会話 1
姉妹サイト ワンランク上の英語表現集 「スパルタ英会話」
海外で病気になったら…。これは旅行に限らず日本を離れる多くの人にとって不安なことの1つですね。ここでは、症状を英語で伝えるのに必要なフレーズを中心に紹介します。
hospital と clinic
「病院」は英語で hospital ですが、hospital は総合病院や大学病院を指し、手術を受ける場所、入院する場所といったイメージです。風邪をひいたときに hospital には行きません。
「医院」や「診療所」は clinic、あるいはイギリス英語では surgery、アメリカ英語では doctor's office と言います。
医者を呼んでもらう
万が一旅先で具合が悪くなったら、まずはホテルのフロントに連絡して医者を呼んでもらいましょう。
Could you call a doctor for me? お医者さんを呼んでください。
「医者に診てもらう」「医者にかかる」ことは go to a doctor, see a doctor, visit a doctor と言います。
You should see a doctor. - 医者に診てもらった方がいいよ。
病院にかかる―予約をする
病院にかかるには予約が必要です。緊急の場合でも電話をかけてから行きましょう。
I'd like to make an appointment to see Dr. Baker. ベーカー先生に診ていただくよう予約をお願いしたいのですが。
「医者に予約をする」ときは make an appointment with [to see] someone を使います。
予約時に診療時間を確認するには次のように言います。
What are your office hours? 診療時間は何時から何時までですか。
「診療時間」は他に clinic hours という言い方もあります。また、イギリス英語では surgery とも言います。
On Saturdays surgery is from 9 am to 1 pm. - 土曜日の診療時間は午前9時から午後1時までです。
ここで surgery についてまとめると、「外科」や「手術」の他に、イギリス英語では「診療所」、更に「診療時間」という意味でも使います。
病院にかかる―外来受付
病院の受付では、係の人からの質問を理解することが重要です。
Is this your first visit to this hospital [here]? - この病院は初めてですか[初診ですか]? ★"Are you a new patient?"と聞いてくることもあります。 ★「初診」first visit「再診」return visit
You have to register first over there [at the registration desk]. - 向こうで[登録カウンターで]最初に登録をなさってください。 ★「診察申込書」registration form
Do you have your health insurance card (with you)? - 健康保険証をお持ちですか。 ★「健康保険証」health insurance card
Please fill out the medical history form [medical questionnaire]. - 問診表に必要なことを記入して下さい。 ★「問診表」medical history form, medical questionnaire
受診したい科を伝えるには次のように言います。
I'd like to see an internal medicine doctor. 内科を受診したいのですが。
診療科リスト
- 内科 internal medicine
- 小児科 pediatrics
- 産婦人科 obstetrics and gynecology
- 歯科 dentistry
- 眼科 ophthalmology
- 耳鼻咽喉科 otolaryngology, otorhinolaryngology
ENT (= ear, nose and throat) - 皮膚科 dermatology
- 外科 surgery
- 整形外科 orthopedic surgery, orthopedics
- 精神科 psychiatry
病院内の部局として言うときには department を使って例えば the department of surgery のように表します。
- 呼吸器科 pulmonology
- 循環器科 cardiology
- 消化器科 gastroenterology
- 泌尿器科 urology
- 神経科 neurology
- 形成外科 plastic and reconstructive surgery
- 放射線科 radiology
- 麻酔科 anesthesiology
予約をしていないが、緊急で見てほしいときは urgent を使いましょう。
I don't have an appointment, but it's urgent. 予約をしていませんが、急ぎの診察が必要です。
いよいよ診察を受けることになったら、できるだけのことをして自分の症状を説明しましょう。その際は、患部を指さすなど、身振り手振りを交えるようにします。
症状を伝える―風邪
「風邪」は cold で通常 a を付けて使います。「風邪をひく」ことは catch a cold, get a cold, pick up a cold 「風邪をひいている」ことは have a cold と言います。
I can't get rid of this cold. 風邪がなかなか治りません。
「風邪を治す」は「取り除く」という意味の get rid of や「克服する」という意味の get over の他に、「振り払う」という意味の shake off を使うこともできます。
「ひどい風邪」は a bad cold のほかに a heavy cold, a nasty cold さらに、イギリス英語の口語では a stinking cold という言い方もします。
I think I might be coming down with the flu. インフルエンザにかかったみたいです。
「インフルエンザ」は influenza ですが、口語では短縮した (the) flu の形で使います。「インフルエンザにかかる」ことも風邪の場合と同じように catch, get, have を使って表します。
また、風邪をひくことやインフルエンザにかかることは、上の例文のように come down with という句動詞もよく使います。
ちなみに、インフルエンザの予防接種は a flu shot あるいは a flu jab と言います。jab を使うのはイギリス英語です。
Have you had your flu shot? - インフルエンザの予防接種は受けましたか。
症状を伝える―悪寒
I have chills. 寒気がします。
chill は chill in the air のように「冷たさ」だけでなく、have [feel] a chill のように「寒気」「悪寒」、さらに catch a chill のように「風邪」の意味でも使われます。
形容詞の chilly を使って、次のように言ってもいいですね。
I feel chilly. - 悪寒がするんです。
また、「寒気がする」は「震え」という意味の shiver を使った have the shivers という言い方もあります。
なお、一般的に「体調が悪い状態」を表すにはアメリカ英語では sick、イギリス英語では ill、または両英語とも not well を使います。
I feel sick [ill]. = I don't feel well. - 具合がよくありません。
次へ続く
このページのトップへ
「英会話百科」 英語を自在に使いこなすための 文型別例文集
|