Part 1: 役職|飛行機|空港|路線|クラス|乗客|CA|乗務前
Part 2: 搭乗|出発|安全デモ|離陸|サービス|降下|着陸|到着
CA
ここではCAのトレーニングや勤務などに関するCA用語をいくつか紹介します。
*あくまでも業界用語なので必ずしも英語本来の意味や使い方と同じではないことをご了承ください。
★新人訓練, OJT
訓練期間は、エアラインによって多少の違いはありますが、大体2〜3ヶ月というところが多いようです。トレーニング後に乗務する路線によっても違ってきます。訓練内容の1つであるサービストレーニングでは、各クラスでのサービスの流れ、サービスアイテム、サービス方法などを覚えます。
一番時間をとる緊急時のトレーニングでは、客室内やギャレーでの火災、緊急着陸、着水、けが人や病人発生時の対処法などを、身体が自然に動くようになるまで繰り返し訓練します。サービストレーニングでも覚えることは山ほどありますが、緊急時のトレーニングで覚えなければならないことはその何倍にも上ります。
新人訓練の最後の仕上げともいうべきものがOJT=On the Job Training:オージェーティーです。
CAの訓練としてはインストラクターと一緒に機上で実際の業務を行うことをいいます。これをクリアして初めて一人前のCAになれるわけです。
<注>on-the-job training: 実地[実務]訓練
★エマ訓
CAなら誰でも年に1回、緊急事態に対処するための実習を中心とした訓練を受けなければなりませんが、これをEmergency訓練、略してエマ訓といいます。この訓練にパスしないと次の1年間乗務できません。CAはエマ訓の前は目にクマができるくらい猛勉強します。外資系エアラインではRecurrent Trainingと呼びます。
<注>recurrent[rikə́:rənt]: 繰り返し起こる
★訓練センター
新人訓練の時はもちろん、乗務し始めてからも年に1度はエマ訓を受けるために戻ってくる場所、それが訓練センターです。訓練センターには一般的な教室のほかに、実際の機内を模したMock Upやプールなどがあります。
<注>mock-up: 実物大の模型
★PA
機内アナウンスはそのまま英語にすればin-flight announcementですが、正式にはPA=Public Addressと呼んでいます。機内アナウンスはCAなら誰でもできるものではありません。CAは機内アナウンスをするための社内試験を受けて合格しないとPAのDutyがアサインされません。エアラインによっては機内アナウンスの技量についてA, B, C, Dのグレードがあって、一定以上のグレードがないとPAはできません。
<注>address[ədrés, ǽdres]: 公式の場でのスピーチ
★G勤, GD
ある程度以上のポジションにいるCAはフライトをしながら地上での重要な仕事も併せて行いますが、このフライト以外の地上勤務のことをG勤=Ground勤務、あるいはGD=Ground Dutyといいます。
★Stand by, Dead Head
CAがピンチヒッターで搭乗できるように空港または自宅で待機していることをStand by=S/B:スタンバイといいます。当日呼び出しもありますが、前日までにスタンバイ起用を知らされるのが一般的です。
次にDead Head=D/H:デッドヘッドについてですが、CA用語ではスケジュールの都合などからCAなどが移動のために担当乗務便以外の飛行機に乗る、つまり乗客として搭乗することです。後方の座席に、私服で乗ったり、制服の上にカーディガンなどをはおって乗ったりすることが多いです。
<注>deadhead[dédhèd]: 優待券などによる無料乗客[入場者]
★Leg数, Landing数
これは乗務区間の数え方で、例えば、羽田と大阪を1往復半すると「3レグ[ラン]」になります。
<注>leg: 旅行などの1行程、レースなどの1区間
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