ハウスキーパー
◆ホテルスタッフの発言 ◇ゲストの発言 ★英語についての説明
客室や館内の清掃を行うのがハウスキーパー(House Keeper)で、いわゆる「お休み支度」を行うのはメイド(Maid)です。
客室を訪問したら、まずドア越しに素姓を名乗ります。
◆House keeping.
ハウスキーピングでございます。
この後に
◆May I come in?
お部屋に入ってもよろしいでしょうか。
と続けてもよいでしょう。もしゲストが中にいれば
◆May I clean your room now?
お部屋の清掃をさせていただきたいのですが。
あるいは
◆May I turn down your bed now?
お休みの支度をさせていただきたいのですが。
★いわゆる「ターンダウンサービス」については耳にしたことがあると思います。
前の文に続けて
◆... or should I come back later?
それとも、後ほど伺った方がよろしいでしょうか。
としてもよいでしょう。ゲストの都合がよければ
◇Yes, you may. Please come in.
いいですよ。どうぞ、入ってください。
のような答えが返ってくるはずですから、部屋の中に入って作業に取りかかります。そうでない場合、例えば
◇Can you wait for 15 minutes, please?
あと15分待っていただけますか。
とあれば、後で伺うことを伝えます。
◆Certainly. I will come back later.
かしこまりました。では、後ほど参ります。
ゲストからの室内備品の追加注文への対応もハウスキーピングの仕事です。ゲストから電話がかかってきたら
◆Good afternoon. House keeping. May I help you?
こんにちは。ハウスキーピングでございます。
挨拶のあと、ゲストが要望を伝えます。
◇Could I have another towel, please?
タオルをもう1ついただけますか。
あるいは
◇The toilet paper has run out. Can I have another roll, please?
トイレットペーパーがなくなりました。補充していただけますか。
★「物がなくなる(=尽きる)」はrun outあるいは簡単にbe outを使って表すことができます。
★Could I have another ...?やCan I have some more ...?は追加注文の際によく使われる言い方です。例えばシャンプーなら"Can I have some more shampoo?"となります。
部屋番号を確認し
◆Certainly. Could I have your room number, please?
かしこまりました。お部屋の番号は。
すぐに所望品を届けることを伝えます。
◆I will send someone to your room right away.
では、すぐに係の者を向かわせます。
★「人をある場所に行かせる」ときはsend someone to+場所を表す語句のパターンを使います。
★「すぐ」「ただちに」はright awayが1つの言い方です。immediately[imí:diətli]でも構いません。
ゲストの部屋に備品を届けに行った担当者は、まずドア越しに素姓を名乗り、ドアを開けてもらいます。
◆I'm sorry to have kept you waiting. Here you are.
お待たせしました。こちらになります。
★「人を待たせる」はkeep someone doing(人を…している状態にしておく)のパターンを使ってkeep someone waitingと言います。
他に用件がないかを確かめてから失礼します。
◆Is there anything else I can do for you?
他にご用はございませんか。
ゲストからは室内備品の追加注文だけでなく、室内設備の不具合に対する苦情が出ることもあります。これに対応するのはエンジニア(Engineer)の仕事です。
◆Good afternoon. Engineering. May I help you?
こんにちは。エンジニアでございます。
挨拶のあと、ゲストから苦情が伝えられます。苦情の内容は様々ですが、ここでは代表的なものをいくつか取り上げます。
◇The remote control of the TV doesn't work.
テレビのリモコンが働きません。
★「機械などが正常に動く」ことはworkを使って表すことができます。ホテルなどでゲストが客室内の設備の故障を訴えるときにはこのdoesn't workをよく使うので覚えておきましょう。
◇The bulb of the floor lamp is burnt out.
フロアスタンドの電球が切れています。
★「電球が切れている」状態はbe burnt (out)またはbe burned (out)、あるいは簡単にbe outと言います。
◇The toilet doesn't flush.
トイレの水が流れません。
★「トイレの水が流れる」ことや「トイレの水を流す」ことはflush[flʌ́ʃ]という単語を使って表します。しっかり聞き取りましょう。
苦情の内容を理解したら、部屋番号を確認します。
◆All right. Could I have your room number, please?
分かりました。ではお部屋の番号をお願いします。
最後に、すぐに対応することを伝えます。
◆I will send an engineer to your room right away.
すぐ係の者を向かわせます。
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