ビジネスセンター係
◆ホテルスタッフの発言 ◇ゲストの発言 ★英語についての説明
ビジネスセンターの基本的なサービスであるコピーとファックス送信のリクエストに対応する場面を取り上げます。いずれも多忙なビジネスマンが相手なので、ビジネスセンター係(Business Center Clerk)は明快なやり取りを心がける必要があります。
コピーの依頼
◆Good afternoon, madam. May I help you?
こんにちは。お困りですか。
◇Could you photocopy these for me, please?
これをコピーしていただけますか。
★日本語では「コピー機を使って複写する」ことを「コピー」と言いますが、英語のcopyは「手による写し」も含むので、ここではphotocopyという単語を使っています。しっかり聞き取りましょう。
★「人に頼んで…してもらう」というときのget something+過去分詞のパターンを使って"Could you get these photocopied for me?"と聞いてくることもあります。
数を確認します。
◆Certainly. One for each?
かしこまりました。1枚ずつでよろしいですか。
★この... for each(それぞれに…)という表現は覚えておくと便利です。
あるいはゲストの方から
◇Please make two photocopies of these for me.
これを2部ずつコピーしてください。
★あらかじめ枚数を指定していうときはmake a (photo)copy ofという表現を使います。
コピーが終わったら原稿を返し、料金を伝えます。
◆Here you are. \30 for each, so \150 in total. How would you like to pay?
こちらになります。1枚30円で、合計150円です。お支払いはいかがなさいますか。
★for eachに対してin totalは「全体で」「全部で」と言いたいときに使います。
現金の場合
◇I'll pay cash.
現金で。
★「現金で払う」はpay in cash, pay by cash, pay cashと言います。
◆Here's your change and the receipt. Thank you very much.
おつりと領収書です。ありがとうございました。
★「おつり」はchangeを使います。
部屋付けの場合
◇Can you charge it to my room, please?
私の部屋につけてください。
★日本語の「つけにする」と言いたいときはcharge something to one's accountという表現を使うことができます。上の例のような場合は"Can you charge it to my room account?"の"account"を省略するのが普通です。意味をきちんととらえましょう。
◆Yes, madam. Could you print your name and room number here? And sign here, please. Thank you very much.
かしこまりました。こちらにお名前とお部屋番号をくずさずにお書きください。こちらにご署名もお願いします。ありがとうございました。
★「文字を活字体で書く」ことはprintを使って表すことができます。print your nameとフレーズで覚えましょう。
★日本語では「署名」を「サイン」と言いますが、英語のsignは「署名する」という動詞です。「署名」は英語でsignature[sígnətʃər]と言います。
ファックス送信の依頼
◇Excuse me. I'd like to send a fax.
すみません。ファックスを送りたいのですが。
◇Could you fax this for me?
これをファックスで送っていただけますか。
★「ファックスを送る」はsend a fax、「ファックスで送る」はfax somethingと言います。
◆Certainly, sir.
かしこまりました。
ゲストから料金に関する質問を受けかもしれません。
◇How much is the charge?
◇How much do you charge?
料金はおいくらですか。
★chargeを1例目では「料金」、2例目では「代金を請求する」という意味で使っています。
例えば
◆\150 per page for domestic faxes and \300 per page for international faxes.
国内へは1枚150円、海外へは1枚300円です。
★perは「…につき」「…ごとに」という意味ですが、後の名詞の前に"one"や"a(n)"がつかないので注意しましょう。
★ここでのdomestic[dəméstik]は「国内の」という意味。もちろん"for domestic faxes"の代わりに"within Japan"、"for international faxes"の代わりに"outside Japan"でも構いません。
のように答えます。
◇OK. Can you send these to Canada?
では、これをカナダにお願いします。
ゲストから原稿を預かり、ファックス送信します。終わったら
◆I'm sorry to have kept your waiting. Here's your original back.
お待たせしました。原稿をお返しします。
★「人を待たせる」はkeep someone doing(人を…している状態にしておく)のパターンを使ってkeep someone waitingと言います。
料金の支払いに関する会話はコピーの場合と同じですが
◆Shall I charge it to your room?
お部屋付けにいたしましょうか。
とこちらから聞いてもいいですね。
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