Writing Testの構成
⇒問題サンプルの入手方法
<注>Academic ModuleとGeneral Training Moduleでは、試験内容が異なります。
Task 1 |
Academic |
General training |
図表やグラフで示されている情報についてレポートを作成する。 - 最低語数150語、時間の目安20分。 |
状況に応じて手紙を作成する。 - 手紙の中に含めるべきポイントを3つ提示される。 - 最低語数150語、時間の目安20分。 |
解答のポイント |
・この課題の主旨は、図表やグラフ中のデータから読み取れる主な特徴を記述することです。 問題の指示を確認してください。
<問題の指示> Summarise the information by selecting and reporting the main features. =主な特徴を選び出し、説明することによって情報を要約しなさい。 |
・次の4つの「しない」を守りましょう。 - 情報を入れすぎない。 - 単に情報を延々と列挙しない。 - 全てのデータを説明しようとしない。 - 重要でないことには言及しない。
・ここでの作業は基本的に、図表やグラフの形で示されている情報を文章に移す作業です。図表やグラフの説明は、推測や憶測ではなく、あくまでも事実に基づいて行わなければなりません。
・この課題では、意見を述べることは求められていません。
・問題の文章や、グラフや図表の表現をそのまま書き写すようなことはしないようにしましょう。
・受験者の中には「Task 1=グラフ」と思い込んでいる人もいるようです。実際には図表も出題されます。その時にパニックにならないように、グラフだけでなく、図表タイプの問題についても練習しておくようにしましょう。
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・手紙の文体には大きく分けて、フォーマルな文体とインフォーマルな文体があります。そして、それは誰に宛てて手紙を書くかによって決まります。例えば、友人にはインフォーマルな文体で、上司にはフォーマルな文体で手紙を書きます。この課題では、どちらの文体で手紙を書くことが求められているのかを見極めて、相手にふさわしい文体で手紙を書く必要があります。
・英語で手紙を書くときの決まりごとに従わなければなりません。
・手紙を書く目的を的確に把握し、その目的にふさわしい表現を用いるようにしましょう。
・手紙を完成させるのにちょっとした話を作り出す必要がありますが、時間が足りなくなってしまうので、話をあまり込み入ったものにしないようにしましょう。
・手紙の中に入れるように指示があったポイントについては全て漏らさずに書くようにしましょう。
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Task 2 |
Academic |
General training |
与えられたトピックについてエッセイ(小論)を作成する。 - 最低語数250語、時間の目安40分。 <典型的な問題> 1.「Aという意見とBという意見がある。両方について論じた上で自分の考えを述べよ」 2.「Aという意見がある。どれくらい賛成か、または反対かを述べよ」 |
解答のポイント |
・トピックをよく注意して読み、それが求めていることを完全に満たした解答を書くようにしましょう。例えば、コンピューターのある特定の側面に関するトピックが与えられた場合には、コンピューター全般についてではなく、その側面に焦点を合わせてエッセイ(小論)を作成しなければなりません。
・自分の意見は必ず、理由と例によってサポートするようにしましょう。問題の指示を確認してください。
<問題の指示> Give reasons for your answer and include any relevant examples from your knowledge or experience. =自分の解答に対する理由を述べ、知識や経験を基に関連する例を挙げなさい。 |
・問題の文章をそのまま書き写すようなことはしないようにしましょう。
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注意点
・Task 2の方がスコアの上で比重が大きい。
・Task 1、Task 2ともに最低語数に対して短すぎる場合、減点される。
・Task 1で文章の長さが150語を超過しても減点されることはないが、長くなりすぎるとTask 2にかけられる時間が少なくなってしまうので注意する。
・スペリングや句読法のミスも減点の対象となる。
・スペリングはアメリカ英語とイギリス英語のどちらでも構わない。 <参考>アメリカ英語とイギリス英語のスペリングの違い 例: color(USA) - colour(UK), memorize(USA) - memorise(UK), check(USA) - cheque(UK)
・Tsak 1、Task 2ともに適切な文体を用いなければならない。
英語の文体は大きく、改まった文体(= フォーマルな文体)と砕けた文体(= インフォーマルな文体)に分けられます。フォーマルな文体とインフォーマルな文体の違いは主に語彙における違いです(例: get = インフォーマル ⇔ obtain = フォーマル)。日常会話ではインフォーマルな語が使われるのに対し、フォーマルな語は書籍や契約書、ビジネスレター、エッセイ(小論)などで使われます。IELTSのライティングテストでは、フォーマルな文体で書くことが求められているのにインフォーマルな語を使ったり、反対に、友人に手紙を書く場合のようにインフォーマルな文体が求められているのにフォーマルな語を使ったりすることがないようにしなければなりません。 <注>フォーマルな文体では、it'sやI'veのような縮約形は用いません。
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Academic |
General training |
Task 1 |
フォーマル |
フォーマル/インフォーマル |
Task 2 |
フォーマル |
フォーマル |
日常的に英語を使っていない日本人にとってフォーマルな語とインフォーマルな語を区別することは難しいので、解答サンプルを読みながら各Taskではどういう語を使ったらいいのかということをつかんでいくようにするのが現実的です。
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スコアと採点基準
解答は4つの採点基準に従って評価され、結果が0.5刻みの1.0〜9.0のスコアで表示されます。
1. 課題の達成度 |
・課題の要求をいかに満たしているか。 各課題が求めていることをまとめると次のようになります。
Academic Task 1 |
与えられた情報を基に、推測や憶測を交えずにそれについて説明するレポートを作成する。 |
General Training Task 1 |
与えられた状況に応じて、指定された条件を満たした内容の手紙を作成する。 |
Academic / General Training Task 2 |
与えられたトピックに対して意見を明確にし、それを論証するエッセイ(小論)を作成する。 |
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2. まとまりとつながり |
・文章が論理的に構成されているかどうか。 ・接続語句や代名詞が適切に使われているかどうか。 この基準は文章の全体的な分かりやすさに関するものです。 |
3. 語彙力 |
・語彙が豊富かどうか。 ・単語が適切に使われているかどうか。
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4. 文法力 |
・文法が幅広く正確に使われているかどうか。
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