Speaking Testの構成
⇒問題サンプルの入手方法
Part 1 |
インタビュー(4〜5分) |
試験官から、住居・家族・仕事・勉学・趣味など身近な話題について一般的な質問を受ける。 |
解答のポイント |
・質問にただ短く答えるだけで止めてしまわないようにしましょう。例えば "Have you visited any English speaking countries?"(英語圏の国に行ったことがありますか)と聞かれた場合、単に Yes.と答えておしまいにするのではなく、そのあとに "I went to England last year and spent two weeks seeing the sights."(去年イギリスに2週間観光旅行に行きました)などと続けることが大切です。
・このパートは試験官に良い印象を与えるチャンスです。答えには具体的で詳しい説明を加え、できるだけ長く話すようにしましょう。そうすれば、この時間をPart 2やPart 3のためのウォーミングアップとして活用することもできます。
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Part 2 |
スピーチ(3〜4分) |
試験官からカードを渡される。 - カードにはスピーチのトピックとその中に含めるべきポイントが3〜4つ記されている。 ▼ 1分間の準備時間が与えられる。 - メモを取るための鉛筆と紙が用意される。 ▼ トピックについて1〜2分間のスピーチを行う。 ▼ 試験官から同じトピックに関して質問を受ける。 |
解答のポイント |
・このパートの課題は物事について説明することです。
・カードに記されているポイントはすべて、必ずスピーチの中に入れるようにしましょう。 1つのポイントについての説明を2〜3文で構成するのがベストです。
・話を組み立てるときには、カードに記されているポイントを上手に活用しましょう。 詳細はSpeaking Testの学習法を参照してください。
・1分間の準備時間にはメモを取ってアイディアを整理しておくようにしましょう。2分間話し続けることはネイティブスピーカにとっても容易なことではありません。メモを取っておかないと "Uh"や"Um" を連発することになってしまいます。
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Part 3 |
ディスカッション(4〜5分) |
試験官とPart2のトピックに関連した問題について話し合う。 - ここで取り上げる問題はより抽象的なもので、議論も必要に応じてより踏み込んだものとなる。 |
解答のポイント |
・このパートの課題は意見を述べて、その理由を説明することです。
・ここでも短い返答は禁物です。理由や例を示して、自分が述べたことをサポートするようにしましょう。
・質問に答える前に自分の考えをまとめる時間が必要なら、"Well, let me think ..."のような表現を使いましょう。ただし、使いすぎには注意してください。
・ちょっとした体験談などを引き合いに出して自分の考えを説明すると、返答が印象的なものになります。
・試験官の質問が理解できない場合には、次のような質問をしてみましょう。
(1) 試験官の使った単語や表現が理解できなかった場合 "Sorry but could you explain what you mean by ..." (すみません。... というのはどういう意味なのか説明していただけませんか) (2) 単に質問が聞き取れなかった場合 "Excuse me, I didn't quite catch that. Could you say that again?" (すみませんが、よく聞き取れませんでした。もう一度おっしゃっていただけませんか) |
このように対応することで自分のコミュニケーション能力を示すことになります。
・これまで一度も聞いたこともなければ、考えたこともないようなテーマについて質問されることがあるかもしれません。そのような場合には、試験官にそのことを直ちに伝えてみましょう。質問を変えてくれるかもしれません。
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日本英語検定協会のサイトでは、IELTSのスピーキングテストの模様を3つのレベル別に分けた動画が公開されています。是非、参考にしてみてください。
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注意点
・スピーキングテストはすべて録音される。
・スラングやあまりにも砕けた言葉を使わないようにする。
・Part 1とPar 2ではこちらから試験官に質問をすることはできないが、Part 3については必要に応じて質問をすべきである。
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スコアと採点基準
解答は4つの採点基準に従って評価され、結果が0.5刻みの1.0〜9.0のスコアで表示されます。
1. 流暢さとまとまり |
・適度な速さで、途切れることなく話すことができているかどうか。 ・話の流れが論理的で分かりやすいかどうか。 ・接続語句や代名詞が適切に使われているかどうか。 |
2. 語彙力 |
・語彙が豊富かどうか。 ・単語が適切に使われているかどうか。 ・言い換えを適切に行っているかどうか。 ここでの言い換えとは、言いたいことを表す単語が思いつかない、または思い出せないときに、他の簡単な語句を使うことによって代用することを指します。 |
3. 文法力 |
・文法が幅広く正確に使われているどうか。 文の長さと構造の複雑さ(特に従属節の適切な使用)、文法上のミスの割合やミスがコミュニケーションに与える影響などが評価の目安となります。 |
4. 発音 |
・聞き手にどれくらい負担を強いているか。 ・話の中に理解できない部分がどれくらいあるか。 ・母国語の影響がどれくらい目立つか。 発音は主に、コミュニケーションの妨げになる場合に問題とされます。 |
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