グランドスタッフ/グランドホステスの英語・英会話 |
グランドスタッフの仕事|チェックイン|手荷物サービス|乗り継ぎ|アナウンス|保安検査|入国審査|税関検査 |
手荷物サービス手荷物には「受託手荷物」と「機内持ち込み手荷物」があります。米国の同時多発テロ以降、国際線利用時の手荷物検査は非常に厳しくなりました。 ☆グランドスタッフの発言 ★お客様の発言 受託手荷物の確認 受託手荷物は、チェックイン時にカウンターで航空会社に預けられ、X線検査等を受けてからお客様と同一便のコンテナなどに搭載され、到着空港で引き渡されます。 ☆Do you have any baggage to check? 「手荷物」は baggage[bǽgidʒ] または luggage[lʌ́gidʒ] と言います。以前は"baggage"(アメリカ英語)、"luggage"(イギリス英語)のように区別されましたが、現在ではそのような差はほとんどないようです。 空港のチェックインカウンターで「手荷物を預ける」ことは check と言います。"check in"でも同じです。 さて、2番目の文を"bag"の代わりに"baggage"または"luggage"を使って言い換えるとどうなるでしょう?
答えの1つは"How many pieces of luggage do you have to check?"です。 "baggage"と"luggage"は"bag"と違って「数えられない名詞」なので、数えるときは"piece"を使って"a piece of baggage/luggage"のように言います。 ☆You're each permitted to check two pieces of luggage free of charge. permit[pərmít] は「正式の許可」の意味合いが強く、同じ意味の"allow"に比べてフォーマルな語です。"free of charge"は「無料で」という意味。 手荷物の重量の確認 受託手荷物については、無料でお預かりできる手荷物の個数・重量・サイズ(=無料手荷物許容量)が定められており、これを超える手荷物をお預かりする場合は超過料金が徴収されます。ちなみに、無料手荷物許容量は"free baggage/luggage allowance"と言います。「許容量」を意味する allowance の発音とアクセント[əláuəns]に注意! ☆Please put your suitcase on the scale. 「はかり」は scale(s) と言います。したがって、「体重計に乗る」は"step on the scale(s)"です。 それでは、手荷物の重量を計測した結果、許容量を超えていたとします。そのことを表す単語は何でしょう?
答えは overweight[òuvərwéit] です。 ☆Your suitcase is overweight. The maximum weight per piece is 32 kg and your suitcase is 34 kg. You'll have to pay an excess baggage charge. 「…につき」は"per"を使って表すことができます。これは主にビジネス用語です。 無料手荷物許容量を超える「超過手荷物」は「超過」を意味する excess[ékses] を使って"excess baggage/luggage"と言います。そのためにお支払いいただく「超過手荷物料金」は"excess baggage/luggage charge"です。 機内持ち込み手荷物の確認 機内持ち込み手荷物とは、身の回り品の他にお客様自身が機内に持ち込んで保管したい手荷物のことで、お1人当たりの持ち込み個数・重量・サイズが決められています。 ☆Do you have any carry-on baggage? 機内持ち込み手荷物は"carry-on"や"hand"を使って"carry-on baggage/luggage"または"hand baggage/luggage"と言います。 なお、ナイフ・ハサミ類など凶器となりうると判断されるものはすべて機内への持ち込みが禁止されています。もちろん、爆発物や発火性・引火性物質、高圧ガスなどは危険物と見なされ、機内への持ち込みも受託手荷物の取り扱いもできません。 安全に関わる質問 ☆Did you pack your bags yourself? 「荷造りをする」ことは pack を使って"pack your suitcase"のように言います。 ☆Have you left your baggage unattended at any time? "unattended[ʌ̀nəténdid]"は見慣れない語かもしれませんが、<leave ... unattended>で「放置する」という意味です。possession[pəzéʃən] は「所有」という意味のフォーマルな語で、ここでは"be in someone's possession" という形で使われています。 "at any time"と"at all times"の意味の違いに注意してください。前者は「いつであるかを問わず」「いついかなる時でも」、後者は「常に」「いつも」という意味です。 ☆Has anyone given you anything to carry for them? 同じような意味で"Did anybody ask you to carry anything for them?"と尋ねることもあります。 これらの質問に対してお客様は何と答えるのでしょうか。もちろん、1番目と3番目の質問には"Yes"、2番目と4番目の質問には"No"です。 トラブルへの対応 お預かりした手荷物は到着した空港の手荷物引渡場でお客様に返却されます。この「手荷物引渡場」は"baggage claim"あるいは特にイギリス英語では"baggage reclaim"と言います。 ちなみに、英語の claim[kléim] には日本語の「クレーム」とは異なり、「苦情」「文句」という意味はありません。「要求(する権利)」や「主張」という意味で使います。 さて、次のお客様の発言の中の"carousel"とは何を指すのでしょう? ★My suitcase never arrived on the carousel. What should I do?
答えは空港にある手荷物引渡用の「回転式コンベヤー」です。文意=「スーツケースが出てきません。どうしたらいいでしょうか」 この carousel はアメリカ英語では「回転木馬」(merry-go-round)の意味でも使います。発音とアクセント[kæ̀rəsél]に注意! 手荷物事故が発生した場合に備えて航空会社は手荷物専用の担当者を各空港に配置し、トラブル発生時に迅速かつ丁重に対応できるような体制になっています。 ☆Let's see if your bag is delayed or lost. ここでの"see"は「調べる」「確かめる」という意味で、後に"what" "who" "when"など、あるいは"if" "whether"が続く形で使います。 一般的に事故などで「遅れる」ことは"delayed"、「紛失した」ことは"lost"や"missing"(行方不明)で表すことができます。 物の所在を突き止めるときにぴったりの語は locate です。発音とアクセント[lóukeit]に注意! 手荷物事故に関わる情報はすべてコンピューターシステムで管理されていて、タグ番号をもとにして手荷物の所在を特定することができる仕組みになっています。 ☆Do you have your claim tag? I need to get your tag number. お手荷物をお預かりする際にお客様にお渡しする「手荷物引換証」は"baggage claim tag"の他に、"baggage check"や"luggage ticket"といった言い方もあります。 |
© 2014-2019 グランドスタッフ/グランドホステスの英語・英会話 |
<NCC東京新宿本校のドメインを上のサイトに提供しています> |