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英会話真剣勝負・旧コラム
■■■■■■ 電子辞書−諸手を揚げてお薦めできぬ事情 (1/4) ■■■■■■
電子辞書なるものが普及しはじめたのは1980年代の終わり頃。それまでの紙の辞書に比べ、辞書を引く時間が圧倒的に短縮されること、携帯性に優れていることは、革命と表現するに値するものでした。
紙の辞書を引き慣れていない人にとって、英語の辞書を引くことは一大事。勉強時間の半分を辞書を引く時間に侵食されてしまい、とにかく、はかどらない…
辞書は必要なときにいつでも引けるよう常に携帯するのが理想。しかし、英和辞典と和英辞典の2冊では相当の嵩と重量となり、それらを常に携帯する苦労は、根性論を抜きに語ることはできない…
そんな時代が存在したのです。
そこへ電子辞書の出現は、この辞書を引く時間と携帯の苦労をほぼ無きものにする正に革命でした。
当時、ワープロの普及によって英字キーボードの文字配列が世に浸透してきた頃でもあり、既にこの配列を採用していた電子辞書においてはストレスを感じないタッチが可能でした。
また、携帯性においても、現在のようにポケットサイズとはいかないまでも、女性でもハンドバッグで楽に携帯できるくらいに優れたものでした。
これほどまでものメリットがありながら、しかし、私達、英語教育者は電子辞書に"No"を唱えたのです。
それは何故か?
辞書の命はその内容にほかならず、内容という点においては当時電子辞書に組み込まれていた辞書は二流・三流と言わざるを得ないものだったからです。
では、辞書の良し悪しを左右するその内容とは?
学習英和辞典について言うと、語法の的確な表示とそれを具体的に表した例文と言えます。これらが充実しているか否かで英和辞典は決まるのです。
英文の成り立ちを包括的に整理したものが「文法」であるとすれば、ここで言う「語法」とは、それよりも細かな、単語個々の規則のことで、これを学ばなければ英文は正しく読めませんし、それ以上に、正しく書けません。また、正しく話せません。
よって、辞書でただ単語の意味を調べるのではなく、実際に単語を用いるにはどうすればよいのかを知るために語法を調べることが大切なのです。
この観点から、多くの英語教育者の間で、最も優れた学習英和辞典は「研究社・新英和中辞典(Collegeate)」または「旺文社・新英和中辞典(Comprehensive)」とされてきました。
単に収録語数だけを見れば、これらの辞書を遥かに上回わり何十万語というものもありますが、学習用としては、「浅く広く」ではなく、重要語句を確実に学ぶことのできる辞書を選択すべきなのです。
これは英英辞典についても同じことが言え、語法や例文の充実が良い学習辞書の条件です。但し、英英辞典はがむしゃらに用いればよいものではありません。使用法を誤ると為になるどころか反って害になりかねませんので要注意です。
これについてはまた別にお話しすることとし、今回は英和辞典と和英辞典について触れることにします。
電子辞書−諸手を揚げて…(2/4)へ つづく
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