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英会話真剣勝負・コラム
■■■■■■■■■■ 続・「独り言英会話」 ノ、スゝメ ■■■■■■■■■■
「独り言英会話」のコツを得たならば、本格的に「独り言日記」をはじめましょう。
その日の出来事、仕事のこと、家族や友人のこと、その他、何でも心の中にあること、夢、意見、信条、さらに、その思いに至ったそれまでの人生、生い立ち、などなど、これらを日記や手記として記す代わりに毎日「独り言英会話」でブツブツしゃべりながら、口頭英作文の練習をすればいいのです。
これを熱心に3ヵ月も続ければ、一般的な英会話なら半分は完成するはずです。
その日の出来事、仕事のこと、家族、友人、夢、意見、信条…、などなどを語る際、思考の中心に存在するのは自分自身。つまり、英会話とは「自分 対 誰か(何か)」なので、自分自身や身の回りのことについて一通り英語で表現できるようになれば、一般的な英会話の半分は完成するというわけです。
また、これを3ヵ月も続けていれば、最早、自分のことについて語ろうとしてもネタ切れになってしまう人もいるでしょう。また、ネタ切れにならないまでも自分のことばかりでは飽きてくる人もいるのではないでしょうか。
このように新たな話題に事欠くことがあれば、それぞれの英語力に応じた話題を書籍や新聞・雑誌から引き出せばよいのです。
例えば、初心者なら子供向けの文章で、日本語版に併せて英語版が入手できるものがいいでしょう。「まんが日本昔ばなし」(一冊で和英対訳式・講談社)や、少しレベルが上がりますが、「気まぐれロボット」(日本語版・角川書店/英語版・講談社)等は、まさにこの教材としてぴったりで、いずれも文庫本で入手できます。
まずは日本語版を見ながら、それを順次、独り言で英語にしていくのです。方法は基本的に「独り言日記」と同じですが、自分とは直接関係のない話題に取組むことと、英語版を「独り言英会話」(口頭英作文)の模範解答にすることにより、「独り言日記」以上に表現の幅を広げまた表現を的確にする効果があります。
本来、英語版を英文読解の教材として用いその解答として日本語版を用いる場合が多いのでしょうが、ここではその逆です。仮に英文読解の問題集等を「独り言英会話」の教材として用いるとすれば、巻末に、或いは別に小冊子として付随している本来は解答となるべき和訳文を逆に課題文とし、本来は課題となるはずの英文を模範解答とすることになります。
但し、英文をすぐに見てはなりません。英文を参照するのは最後の最後で、最初は自力で精一杯頑張らなければなりません。
課題の和文を見ながら、まずは辞書も用いずに挑戦して下さい。語彙力の不足にさいなまれるようであれば、本来用いるべきものの代用を模索し、また、表現が難しければ直訳を避け、結果的に同じ意味になるような別の表現方法を模索するなどし、あの手この手で、兎にも角にも限界まで頑張って下さい。
そして、もうこれ以上自力ではどうにもならないという段になってはじめて辞書や文法書等を参照するのです。しかし、模範解答はまだ見てはなりません。辞書や文法書等だけで、また、限界まで頑張って下さい。
そして、最後の最後まで頑張って、本当に、本当に限界に達したときにはじめて模範解答を見て下さい。
解答を見た瞬間、「あっ、なるほど!このように言えばいいのか!」と、感嘆することでしょう。勉強は受身では駄目。自ら遮二無二求めてこそ身に付くものです。「あっ、なるほど!」という感嘆が一生モノの記憶を形成するのです。もし、感嘆がないとすれば、それは、模範解答を見るのが早すぎる証拠です。まずは限界まで我慢して、我慢して、答えを必死になって探求して下さい。
模範解答は何度も音読して下さい。そして、再び同じ和文を見ながら繰り返し繰り返し言い直しです。模範の英文をそのまま唱えるのではなく、元々自ら考えていた英文に模範の英文を組み合わせながら、あくまでも、自らの言葉で練習して下さい。
さて、「独り言英会話」の初心者用教材は前述しましたが、中級者以上の教材として、「天声人語」(一冊で和英対訳式・原書房)をお薦めします。
言わずと知れた朝日新聞朝刊一面のコラムであり、この「天声人語」の和文(原文)および英文を季節ごとにまとめた書籍が年に4度出版されます。豊富な話題、高尚な内容に事欠きません。
中には日本語特有の言い回しを多様しているため英作文の課題としてはかなり難解なものも含まれますが、中級者以上は敢えてこれに挑戦して下さい。仮にプロを目指すのであれば、英語で表現できないことなど一切あってはなりません。まして、通訳を目指す人ならこの日本語特有の難解なものこそ制覇すべきものなのです。
さらに上のレベルを目指すのであれば、「ニューズウイーク」等、最高難度の雑誌で日本語版と英語版の両方を入手できるものを教材としてみて下さい。また、ビジネス、サイエンス、コンピュータ等、専門分野における英語を学びたい人は、その種の雑誌や書籍を教材にすればよいでしょう。
国際会議の同時通訳を職とした私ですが、私のスピーキング能力を築きあげた大きな要因が何を隠そうこの「独り言英会話」です。遠い昔、プロを目指して猛勉強していた頃をしみじみ思い出します。
では、皆さんも、今日からさっそく。Good luck !
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NCC(東京新宿本校)は、「英会話スクール・英語学校」の実績が各方面より高く評価されてきました。 また、「英会話学校・英語スクール」の優良経営が認められ「全国優良法人」に選定されました。
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