スパルタ英語・英会話 NCC綜合英語学院

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英語・英会話 リーディングプラザ


上級◇問題(29)

次の英文を日本語にしてください.人と嘘について述べた文章からの一文です.

[STEP-4] 解説を読んで読み方のコツをつかみましょう.

Worse than living in a world filled with uncertainty, in which we can never know for sure who is lying to whom, might be to live in a world filled with certainty about where the lies are, thus forcing us to tell one another nothing but the truth.


1. 息の長い文ですが,問題(17)と同じく,比較を表す形容詞が文頭にきてその後が<動詞+主語>の語順になっている倒置文です. 全体の構成は (A might be worse than B.⇒) Worse than B might be A. と考えることができます. A= to live in a world filled with certainty about where the lies are ... でこれが文全体の主語, B= living in a world filled with uncertainty ... でこれが比較の対象となります. 「確実さに満ちた世界に暮らす方が不確実さに満ちた世界に暮らすよりも悪いことかもしれない」というのは逆説的で意外性のあることなので, そのことが倒置によって文末に置かれた主語が際立つことで示されていると言えるでしょう.
2. in which ... は前の a world filled with uncertainty についての説明. thus forcing us to tell ... は to live in a world filled with certainty about where the lies are と並んでいる分詞のフレーズ(いわゆる分詞構文)で, thus (したがって,それゆえに)からもわかるように,to live in a world filled with certainty ... で述べられていることの結果を表していると考えられます. .

[解答例]

だれがだれにうそをついているのか,確実にわかることは決してできないような,不確実さに満ちた世界に暮らすよりももっと悪いのは, うそのありかに関して確実さに満ちている[=だれがうそをついているのか確実にわかる]ので,その結果人が本当のことしか話さざるをえないような世界に暮らすことかもしれない.

問題(28)

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